意味からわかる高校受験

割合とは何か?

くらべる量・もとにする量を、基礎からやさしく解説

このページで学ぶこと

割合とは、「もとにする量」に対して、「くらべる量」がどれくらいかを表す数です。
割合は、小学校でも中学校でもとても大切です。 でも、割合が苦手な子は、
「割合って何?」
「くらべる量って何?」
「もとにする量って何?」
「公式のどこに何を入れるかわからない」
「%にするとわからなくなる」
「比や確率と何が違うの?」
というところで止まりやすいです。 このページでは、割合を「全体の中でどれくらいかを見る考え方」として、ゆっくり説明します。

割合とは何か?

割合とは、ある量が、もとになる量に対してどれくらいあるかを表す数です。 たとえば、クラスに40人いて、そのうち20人が男子だとします。 このとき、男子の割合は、
20 ÷ 40 = 0.5
です。 つまり、男子はクラス全体の半分です。
割合とは、「全体の中でどれくらいか」を表す考え方です。
この例では、
もとにする量 = クラス全体の40人
くらべる量 = 男子の20人
です。

くらべる量とは何か?

くらべる量とは、割合を知りたい量のことです。 たとえば、
40人のクラスで、男子が20人います。
男子の割合を求めます。
この場合、知りたいのは「男子がどれくらいか」です。 だから、
くらべる量 = 男子の20人
です。
くらべる量は、「割合を求めたいもの」と考えるとわかりやすいです。

もとにする量とは何か?

もとにする量とは、基準になる全体の量のことです。 たとえば、
40人のクラスで、男子が20人います。
男子の割合を求めます。
この場合、クラス全体の40人を基準にして考えます。 だから、
もとにする量 = クラス全体の40人
です。
もとにする量は、「何を全体として見るか」です。
割合が苦手な子は、この「もとにする量」を見つけるところでつまずきやすいです。

割合の公式

割合の基本公式は、次の形です。
割合 = くらべる量 もとにする量
言葉で言うと、
割合 = くらべる量 ÷ もとにする量
です。
くらべる量を上、もとにする量を下に書くと考えると、分数の形で覚えやすくなります。
たとえば、40人中20人が男子なら、
割合 = 2040 = 0.5
です。

百分率とは何か?

百分率とは、割合を100を基準にして表したものです。 よく見る「%」のことです。
0.5 = 50%
0.5は、半分という意味です。 半分は100のうち50なので、50%です。
割合 百分率 意味
1 100% 全部
0.5 50% 半分
0.25 25% 4分の1
0.1 10% 10分の1
割合に100をかけると、百分率になります。
割合 × 100 = 百分率

%を割合に直す

%を計算で使うときは、割合に直すことが多いです。 たとえば、
30% = 0.3
です。 なぜなら、30%は100のうち30という意味なので、
30 ÷ 100 = 0.3
だからです。
百分率 割合
10% 0.1
25% 0.25
50% 0.5
80% 0.8
100% 1
%を割合に直すときは、100で割ります。

歩合とは何か?

歩合とは、割合を「割・分・厘」で表す方法です。 野球の打率などで使われることがあります。
歩合 割合 百分率
1割 0.1 10%
5割 0.5 50%
3割 0.3 30%
1割は10%、つまり0.1です。

割合を使ってくらべる量を求める

割合の問題では、くらべる量を求めることもあります。
2000円の30%はいくらですか?
30%は0.3です。 2000円の30%なので、
2000 × 0.3 = 600
です。
答え:600円
このとき、
くらべる量 = もとにする量 × 割合
です。
%のままでは計算しにくいので、30%を0.3に直してから計算しましょう。

もとにする量を求める

もとにする量を求める問題もあります。
ある数の20%が40です。
ある数を求めなさい。
20%は0.2です。 「ある数」を x とすると、
x × 0.2 = 40
です。 つまり、
0.2x = 40
なので、
x = 200
です。
答え:200
もとにする量を求める問題は、少し難しいです。
「何の20%なのか」を必ず確認しましょう。

割合と比の違い

割合と比は似ていますが、少し違います。
言葉 意味
量どうしの関係を表す 男子 : 女子 = 2 : 3
割合 全体の中でどれくらいかを表す 男子は全体の2/5
たとえば、男子と女子の比が 2 : 3 なら、全体は、
2 + 3 = 5
です。 男子の割合は、
25
になります。
比は「男子と女子の関係」。
割合は「全体の中で男子がどれくらいか」です。

割合と確率の関係

確率も、割合の考え方に近いです。 たとえば、サイコロを1回投げて偶数が出る確率は、
36 = 12
です。 これは、全部6通りの中で、偶数が3通りあるという意味です。
確率も、「全部の中でどれくらいか」を見るので、割合の考え方とつながっています。

例題1:割合を求める

50人のうち、20人が自転車で通学しています。
自転車で通学している人の割合を求めなさい。
くらべる量は20人です。 もとにする量は50人です。
割合 = 20 ÷ 50 = 0.4
です。
答え:0.4
百分率で表すと、
40%
です。

例題2:百分率に直す

割合 0.75 を百分率で表しなさい。
百分率にするには、100をかけます。
0.75 × 100 = 75
なので、
75%
です。
答え:75%

例題3:割引の問題

割合は、割引の問題にも使います。
3000円の商品を20%引きで買います。
値引きされる金額はいくらですか?
20%は0.2です。 値引きされる金額は、
3000 × 0.2 = 600
です。
値引きされる金額は600円です。
支払う金額は、
3000 - 600 = 2400
です。
「20%引き」は、支払う金額が20%という意味ではありません。
値引きされる金額が20%という意味です。

例題4:増加の問題

ある学校の生徒数は去年500人でした。
今年は10%増えました。
今年の生徒数は何人ですか?
10%は0.1です。 増えた人数は、
500 × 0.1 = 50
です。 今年の人数は、
500 + 50 = 550
です。
答え:550人
「10%増える」は、もとの量に10%分を足すという意味です。

割合の問題を解く流れ

割合の問題は、次の順番で考えると解きやすくなります。
  1. 何を求める問題か確認する
  2. もとにする量を見つける
  3. くらべる量を見つける
  4. %が出てきたら小数に直す
  5. 公式に入れて計算する
割合が苦手な子は、「もとにする量は何か」を最初に探しましょう。

割合でよくあるつまずき

間違いやすい考え方

・もとにする量を見つけない
・くらべる量と逆にする
・%をそのまま計算してしまう
・20%引きを支払う金額20%と考える
・10%増を10%だけにしてしまう
・比と割合を混同する

正しい考え方

・何を全体と見るか確認する
・割合はくらべる量÷もとにする量
・%は100で割って小数にする
・20%引きは値引き分が20%
・10%増はもとに10%分を足す
・比は関係、割合は全体の中の量
割合が苦手な子は、「何の何%なのか」を言葉で確認しましょう。

確認問題

問題1
割合とは何ですか?
問題2
40人中、12人が徒歩で通学しています。徒歩の人の割合を求めましょう。
問題3
割合 0.6 を百分率で表しましょう。
問題4
30%を小数の割合に直しましょう。
問題5
2000円の15%はいくらですか?
問題6
男子と女子の比が 2 : 3 のとき、男子の割合は全体のいくつですか?

答え

問題1:もとにする量に対して、くらべる量がどれくらいかを表す数
問題2:12 ÷ 40 = 0.3
問題3:60%
問題4:0.3
問題5:2000 × 0.15 = 300円
問題6:2/(2+3) = 2/5

まとめ

割合は、比・確率・文章問題につながる大切な考え方です。
割合とは、全体の中でどれくらいかを表す数です。
割合 = くらべる量 ÷ もとにする量 です。
くらべる量は、割合を知りたい量です。
もとにする量は、基準になる全体の量です。
百分率は、割合を%で表したものです。
%は、100で割ると小数の割合になります。
比は量どうしの関係、割合は全体の中でどれくらいかを表します。
割合が苦手なときは、まず「もとにする量は何か」を探しましょう。 そして、「くらべる量 ÷ もとにする量」の形に当てはめると、少しずつ解けるようになります。

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