このページで学ぶこと
天気の問題は、「空気中の水蒸気」がポイントです。
湿度、露点、雲、雨は、別々の言葉に見えて、実はつながっています。
空気には水蒸気がふくまれている。
空気が冷えると、水蒸気が水滴になる。
その水滴が雲や雨につながる。
図で見る:湿度と露点
このページの大事な考え方を、図で先に確認しましょう。
湿度や露点は、空気中の水蒸気がどれくらいあるかを考える単元です。
湿度とは何か
湿度とは、空気中に水蒸気がどれくらいふくまれているかを表す割合です。
湿度 = 実際の水蒸気量 ÷ その温度で最大の水蒸気量 × 100
難しく感じる場合は、まず「空気のしめりぐあい」と考えましょう。
湿度が高い:空気中に水蒸気が多い。
湿度が低い:空気中に水蒸気が少ない。
露点とは何か
露点とは、空気中の水蒸気が水滴になり始める温度です。
空気が冷える
↓
水蒸気をふくみきれなくなる
↓
水滴になる
コップに冷たい水を入れると、外側に水滴がつくことがあります。これは、空気中の水蒸気が冷やされて水滴になったものです。
雲ができるしくみ
- 空気が上にのぼる
- 上空で空気が冷える
- 水蒸気が水滴や氷の粒になる
- 小さな粒が集まって雲になる
山にぶつかった空気が上にのぼると、冷えて雲ができやすくなります。
前線の基本
前線とは、性質の違う空気の境目です。
| 前線 | まずはこう考える |
| 寒冷前線 | 冷たい空気が、暖かい空気を押し上げる |
| 温暖前線 | 暖かい空気が、冷たい空気の上にはい上がる |
| 停滞前線 | 暖かい空気と冷たい空気の勢いが同じくらい |
前線では空気が上に動きやすく、雲や雨ができやすくなります。
例題:露点
例題
冷たいコップの外側に水滴がついた。この水滴はどこから来たものか。
答え:空気中の水蒸気が冷やされて水滴になったもの。
「コップの中の水がしみ出た」と考えないように注意しましょう。
入試でよく見るポイント
| 問題の内容 | 見るポイント |
| 湿度の計算 | 実際の水蒸気量と最大の水蒸気量 |
| 露点 | 水蒸気が水滴になり始める温度 |
| 雲 | 空気が上昇して冷える |
| 前線 | 空気の境目、雲や雨のでき方 |
確認問題
問題1
空気中の水蒸気が水滴になり始める温度を何と言いますか?
問題2
雲ができるとき、上にのぼった空気は暖まりますか、冷えますか?
問題3
前線とは、どのような空気の境目ですか?
答え
問題1:露点です。
問題2:冷えます。
問題3:性質の違う空気の境目です。
まとめ
湿度は空気のしめりぐあい。
露点は水蒸気が水滴になり始める温度。
雲は空気が上昇して冷えることでできる。
前線は性質の違う空気の境目です。