このページで学ぶこと
電流の入試問題は、回路の形を見分けるところから始まります。
公式を覚える前に、まず「直列なのか、並列なのか」を見ます。
直列:道が1本。
並列:道が分かれている。
ここが分かると、電流・電圧の考え方が整理できます。
図で見る:回路問題
このページの大事な考え方を、図で先に確認しましょう。
回路問題は、電気の通る道が1本か、分かれているかを確認します。
直列回路のポイント
| 項目 | 直列回路 |
| 電流 | どこでも同じ |
| 電圧 | それぞれの抵抗に分かれる |
| 抵抗 | 足し算で大きくなる |
直列は1本道です。
途中で電流が分かれる道がないので、流れる電流は同じです。
並列回路のポイント
| 項目 | 並列回路 |
| 電流 | 枝分かれして分かれる |
| 電圧 | それぞれの枝で同じ |
| 抵抗 | 電流の通る道が増える |
並列は道が分かれています。
それぞれの道に電気が流れるので、電流は分かれて考えます。
オームの法則
電流 = 電圧 ÷ 抵抗
文字で書くと、次のようになります。
I = V ÷ R
Vは電圧の単位にも使います。文字が同じで混乱しやすいので、「電圧の単位はV」と覚えましょう。
例題:オームの法則
例題
6Vの電圧をかけたとき、3Ωの抵抗に流れる電流は何Aか。
電流 = 電圧 ÷ 抵抗 = 6 ÷ 3 = 2
答え:2A
公式に入れる前に、電圧と抵抗の数字を見つけます。
入試でよくあるひっかけ
| ひっかけ | 確認すること |
| 直列と並列を逆に考える | 電気の道が1本か、分かれているかを見る |
| 単位を間違える | A、V、Ωを確認する |
| 電流と電圧を混ぜる | 電流は流れ、電圧は流そうとするはたらき |
| グラフを読まずに計算する | 横軸・縦軸・単位を見る |
確認問題
問題1
直列回路では、電流はどこでも同じですか、場所によって違いますか?
問題2
並列回路では、電圧はそれぞれの枝で同じですか、必ず違いますか?
問題3
10Vの電圧を5Ωの抵抗にかけたとき、電流は何Aですか?
答え
問題1:どこでも同じです。
問題2:同じです。
問題3:10 ÷ 5 = 2Aです。
まとめ
回路は、まず直列か並列かを見る。
直列は電流が同じ。
並列は電圧が同じ。
オームの法則は、電流 = 電圧 ÷ 抵抗。