このページで学ぶこと
理科の計算問題は、数学よりも先に「何を求めるか」を見ることが大切です。
公式を覚えていても、どの公式を使うか分からないと解けません。
計算問題は、いきなり計算しない。
まず「求めるもの」「分かっているもの」「単位」を確認します。
計算問題の5つの手順
- 求めるものに印をつける:密度、濃度、速さなど。
- 分かっている数字に印をつける:問題文の数字を探す。
- 単位を見る:g、cm3、%、A、Vなど。
- 使う公式を選ぶ:求めるものに合う公式を使う。
- 数字を入れて計算する:最後に単位をつける。
答えに単位をつけ忘れると、もったいない失点になります。
「数字+単位」で答える習慣をつけましょう。
よく使う公式
| 内容 | 公式 | まずはこう考える |
| 密度 | 密度 = 質量 ÷ 体積 | どれくらいぎっしりつまっているか |
| 質量パーセント濃度 | 濃度 = 溶質 ÷ 水溶液 × 100 | 水溶液の中に溶けているものの割合 |
| 速さ | 速さ = 距離 ÷ 時間 | 1秒、1分、1時間でどれだけ進むか |
| オームの法則 | 電流 = 電圧 ÷ 抵抗 | 電気の流れやすさを考える |
| 仕事 | 仕事 = 力 × 距離 | 力を加えて物体を動かした量 |
例題1:密度
例題
質量が80g、体積が40cm3の物体の密度を求めなさい。
80 ÷ 40 = 2
答え:2g/cm3
例題2:質量パーセント濃度
例題
食塩10gを水90gにとかした。質量パーセント濃度を求めなさい。
水溶液の質量は、食塩と水を合わせた重さです。
水溶液の質量 = 10 + 90 = 100g
10 ÷ 100 × 100 = 10
答え:10%
よくある間違い:10 ÷ 90 × 100 にしてしまう。
濃度は「水」ではなく「水溶液全体」に対する割合です。
公式を変形しなくても考えられる
公式の変形が苦手な場合は、表の形にして考えると楽です。
| 求めるもの | 考え方 |
| 質量 | 密度 × 体積 |
| 体積 | 質量 ÷ 密度 |
| 電圧 | 電流 × 抵抗 |
| 抵抗 | 電圧 ÷ 電流 |
最初は丸暗記でなく、「何を求めるか」を見て、関係を確認しましょう。
確認問題
問題1
計算問題で最初に確認することは、何を求めるかですか、それともいきなり計算することですか?
問題2
密度の公式を書きましょう。
問題3
質量パーセント濃度は、水だけに対する割合ですか、水溶液全体に対する割合ですか?
答え
問題1:何を求めるかを確認します。
問題2:密度 = 質量 ÷ 体積です。
問題3:水溶液全体に対する割合です。
まとめ
理科の計算は、求めるものを先に見る。
分かっている数字と単位を確認する。
公式を選んで、数字を入れる。
答えには単位をつける。