このページで学ぶこと
実験問題は、長く見えても、見る場所はだいたい決まっています。
実験問題で大切なのは、「何を調べるための実験か」を見つけることです。
実験問題は、次の4つに分けて読みます。
目的・方法・結果・考察
この4つに分けると、長い文章でも整理しやすくなります。
図で見る:実験問題の読み方
このページの大事な考え方を、図で先に確認しましょう。
実験問題は、目的→方法→結果→考察の順に整理すると解きやすくなります。
実験問題の4つの部分
| 部分 | 意味 | 見るポイント |
| 目的 | 何を調べたいのか | 「〜を調べるため」 |
| 方法 | どうやって調べたのか | 使った道具、手順 |
| 結果 | どうなったのか | 色、数値、変化 |
| 考察 | 結果から何が分かるのか | 理由、結論 |
特に入試では、「結果から何が分かるか」を聞かれることが多いです。
実験で一番大切な考え方
実験では、「比べる」ことが大切です。
ただ実験をするだけでは、何が原因で結果が変わったのか分かりません。
1つの条件だけを変える。
ほかの条件は同じにする。
そして、結果の違いを見る。
これが実験問題の基本です。
植物に日光を当てた場合と、日光を当てなかった場合を比べる。
このとき、水の量や植物の種類などは同じにしておきます。
「変えた条件」と「同じにした条件」
| 言葉 | 意味 | 例 |
| 変えた条件 | 調べたい原因 | 日光を当てるかどうか |
| 同じにした条件 | 公平に比べるためにそろえること | 水の量、植物の種類、時間 |
| 結果 | 実験のあとに起きたこと | ヨウ素液の色が変わった |
| 結論 | 結果から分かること | 日光が当たるとデンプンができる |
条件がいくつも変わってしまうと、何が原因で結果が変わったのか分からなくなります。
例題:植物の実験
例題
同じ種類の植物AとBを用意した。Aには日光を当て、Bには日光を当てなかった。その後、葉にヨウ素液をつけると、Aの葉だけ青紫色になった。何が分かるか。
まず、何を比べているかを見ます。
変えた条件
日光を当てたかどうか
→
結果
Aだけ青紫色
ヨウ素液が青紫色になるのは、デンプンがあるときです。
分かること:日光が当たると、葉にデンプンができる。
よく出る実験問題の聞かれ方
| 聞かれ方 | 答えること |
| この実験の目的は何か | 何を調べる実験かを書く |
| 条件を同じにする理由は何か | 公平に比べるためと書く |
| 結果から何が分かるか | 原因と結果をつなげて書く |
| なぜこの操作をするのか | その操作の役割を書く |
確認問題
問題1
実験問題は、目的・方法・結果と、あと1つ何に分けて読むとよいですか?
問題2
公平に比べるために、ほかの条件をどうしますか?
問題3
結果から何が分かるかを書くことを何と言いますか?
答え
問題1:考察です。
問題2:同じにします。
問題3:考察です。
まとめ
実験問題は、目的・方法・結果・考察に分けて読む。
何を変えて、何を同じにしたかを見る。
結果から分かることを、原因と結果で考える。
実験問題は長く見えますが、読み方の型を使えば、落ち着いて整理できます。