意味からわかる高校受験

理科の入試問題の読み方

何を聞かれているのかを見つける練習

このページで学ぶこと

理科の入試問題は、「知っている言葉をそのまま答える問題」だけではありません。

多くの問題は、問題文・図・表・実験結果を読んで、「何を答えればいいのか」を見つける問題です。

先に全部を完璧に理解しようとしなくて大丈夫です。
まずは、問題の最後にある「何を答えるか」を見つけましょう。

理科が苦手な子ほど、長い文章を最初から全部読もうとして混乱しやすいです。入試問題は、読む順番を決めるだけでかなり楽になります。

まず見る場所は「最後の一文」

問題文が長いときは、最初から順番に読む前に、最後の一文を見ます。

例:次の問いに答えなさい。
例:理由を説明しなさい。
例:最も適するものを選びなさい。
例:質量パーセント濃度を求めなさい。

ここを見ると、その問題が「選ぶ問題」なのか、「計算する問題」なのか、「文章で説明する問題」なのかが分かります。

苦しくなる読み方
長い文章を最初から全部読んで、途中で何をしているか分からなくなる。
点につながる読み方
最後の一文を見て、「何を答える問題か」を先に決める。

入試問題を読む5つの順番

  1. 問いの最後を見る:何を答える問題かを確認する。
  2. 図・表・グラフを見る:どんな資料があるかを確認する。
  3. 単位を見る:g、cm、℃、A、V、Ωなどを確認する。
  4. 条件に線を引く:同じ条件、変えた条件、比べるものを探す。
  5. 答え方を決める:選択肢・用語・数字・文章のどれで答えるかを決める。
理科の問題は、「答え」だけでなく「答え方」を間違えると点を落とします。
数字で答えるのか、語句で答えるのか、文章で答えるのかを必ず確認しましょう。

問題文の言葉を見分けよう

問題文の言葉すること答え方
選びなさい選択肢から合うものを探す記号や番号
答えなさい語句や数字を書く短い答え
求めなさい計算する数字と単位
説明しなさい理由やしくみを書く文章
理由を書きなさいなぜそうなるかを書く「〜だから」

この表を覚えるだけでも、問題の入り口で止まりにくくなります。

例題:問題の聞き方を見つける

例題
ある物体の質量は60g、体積は20cm3であった。この物体の密度を求めなさい。

この問題で大切なのは、最後の「密度を求めなさい」です。

求めるもの
密度
使う公式
密度 = 質量 ÷ 体積
60 ÷ 20 = 3
答え:3g/cm3

このように、「何を求める問題か」が分かれば、使う知識を選びやすくなります。

図や表がある問題で見るところ

図や表がある問題では、問題文だけを読むと混乱しやすいです。次の順番で見ます。

  1. 図の名前を見る
  2. 矢印やラベルを見る
  3. 表の見出しを見る
  4. 数字が増えているか、減っているかを見る
  5. 問いで使う数字だけを取り出す
表の数字を全部使うとは限りません。
「この問題で必要な数字はどれか」を選ぶことが大切です。

確認問題

問題1
長い理科の問題で、最初に見るとよい場所はどこですか?
問題2
「求めなさい」と書かれていたら、何をする問題ですか?
問題3
数字で答えるとき、数字の後に忘れてはいけないものは何ですか?

答え

問題1:問いの最後の一文です。
問題2:計算する問題です。
問題3:単位です。

まとめ

入試問題は、最後の一文から読む。
何を答える問題かを先に決める。
図・表・単位・条件を見る。
答え方を間違えないようにする。

理科が苦手でも、読み方の型を決めれば、問題に向かう力がつきます。

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