このページで学ぶこと
長文読解は、単語を全部完璧に訳すことより、文の中心と話の流れをつかむことが大切です。
英語が苦手な子は、いきなり問題を解こうとすると、途中で止まりやすくなります。
「英文が長いだけで読む気がなくなる」
「知らない単語で止まってしまう」
「どこが主語でどこが動詞かわからない」
「代名詞が何を指すかわからない」
「設問を読まずに本文を全部訳そうとしてしまう」
長文は、いきなり全部訳そうとしなくて大丈夫です。読む順番を決めると、少しずつ見えるようになります。
図で見る:英語長文の読み方
このページの大事な考え方を、図で先に確認しましょう。
長文は、全部を一度に訳そうとせず、設問と根拠を確認しながら読みます。
長文読解とは何か?
長文読解は、英文を読んで、内容や理由を答える問題です。
大切なのは、全文をきれいな日本語に直すことだけではありません。
高校受験では、話の内容、登場人物の気持ち、理由、本文に合う文などがよく聞かれます。
まず設問を見る
本文を読む前に、設問を軽く見ておくと、何を探せばよいかがわかります。
Who ~?
When ~?
Why ~?
What ~?
Who は人、When は時、Why は理由、What は内容を聞いています。
1文ごとに主語と動詞を見る
長い文でも、まず主語と動詞を探します。
My brother and I went to the park after lunch.
主語は My brother and I、動詞は went です。after lunch は時間の説明です。
知らない単語で止まりすぎない
知らない単語が出ても、前後から大まかな意味を考えます。
I was tired, so I went to bed early.
so があるので、前が理由、後ろが結果です。tired がわからなくても、early や went to bed から眠る話だと予想できます。
代名詞を確認する
he、she、it、they、this などが何を指すかを確認します。
Ken has a dog. It is very cute.
It は a dog を指しています。代名詞を戻して読めると、内容がつながります。
よくある間違い
間違いやすい形
最初から全文を完璧に日本語訳しようとして、知らない単語で止まる。
正しい考え方
設問を見る → 主語と動詞を見る → 接続詞と代名詞を見る、の順番で読む。
間違えたときは、「自分は英語ができない」と考えなくて大丈夫です。
どのルールで止まったのかを見つければ、そこからやり直せます。
考える順番
- 先に設問を軽く読む
- 本文を1段落ずつ読む
- 各文の主語と動詞を探す
- but・so・becauseなどの接続詞に印をつける
- he・it・theyが何を指すか戻って確認する
- 答えの根拠になる文を本文から探す
確認問題
最後に、基本を確認してみましょう。
問題1
Why ~? は何を聞く疑問文ですか?
問題2
Ken has a cat. It is black. の It は何を指しますか?
問題3
長文を読む前に軽く見るとよいものは何ですか?
答え
問題1:理由
問題2:a cat
問題3:設問
まとめ
長文読解は、全文を完璧に訳すだけの問題ではありません。
先に設問を見ると、探す情報がわかります。
1文ごとに主語と動詞を探しましょう。
接続詞と代名詞を見ると、話の流れがつかみやすくなります。
最初から完璧にできなくても大丈夫です。まずは言葉の意味と、文の形を一つずつ確認しましょう。